2024/8/11 Ver2の特徴として大幅に見直し、更新
★ 頭蓋・内臓、ワークショップVer2、特徴 ★
( 本ページのみが表示される場合、ワークショップVer2、特徴 をクリックすることで左側に目次が表示されます )
吉祥寺駅前で、2009年より、頭蓋仙骨治療、内臓マニュピレーションを教えています
頭蓋仙骨治療の1例(篩骨の解放) 内臓マニュピレーションの1例(上行結腸の解放)
 2021年より、カリキュラムを大幅に改良しVer2になりました、参加希望の方を募集中です
・ 頭蓋ワークショップ32回目、2024年 2月〜6月で開催しました
定員4人、全ての方から感想を頂きました、『 印象に残ったテーマ 』等を載せています
1、頭蓋仙骨治療(及び、内臓マニュピレーション)の概要
最初に、頭蓋仙骨治療(クレニオセークラルセラピー)についての概要お伝えします。
当方が考えている頭蓋仙骨治療(及び、内臓マニュピレーション)を、最も簡潔に現すと以下の様になります。
(当方でお伝えしている、頭蓋及び内臓は、同様なポリシーで構成されています)
頭蓋(及び内臓)は、頭蓋リズム(及びモティリティ)と呼ばれる微細な動きを繰り返しており、
この動きを指標にして、バランスの取れた動きに促すことで治療を行います
この時、頭蓋リズム(及びモティリティ)に対する正確で安定した触診が治療の土台になります
上記囲いの中で、頭蓋仙骨治療(内臓マニュピレーション)についての重要な3つのテーマを挙げています。
重要な3つのテーマとは、『 頭蓋リズム(モティリティ) 』、『 触診(触診技術) 』、『 治療(治療技術) 』になりますが、以下、1例を写真で示すと同時にワークショップでの意図を簡単に説明し、次に、これらについて順次もう少し丁寧に説明します。
因みに、クレニオセークラルセラピーは、治療以外にリラクゼーションを意図したり、その他色々な考え方がありますが、ここでは、当方で指向している 『 治療 』 についての説明になります。
頭蓋リズム:0.01mmレベルの動きを繰り返しています
(動きの中に歪みが内在しています)
触診技術
(微細な動きに内在する歪みを知覚)
治療技術:『 間接法 』
(歪みや滞りを解放します)
頭蓋は左側の写真に示す様に、複数の骨により、縫合結合と呼ばれる柔軟性を有する継ぎ目により寄木細工の様に構成され、頭蓋リズムと呼ばれる、0.01mmレベルの微細な閉じたり開いたりの動きを繰り返しています。
そして、頭蓋リズムにはしばしば身体の不調の原因となる歪みが内在しており、更にこれらの歪みは、眼精疲労等の直接的な原因になっている場合もあり、この歪みを解放を指標とすることで治療を行います。
しかし、頭蓋リズムによる頭蓋骨の動く量は0.01mmレベルと微細であり、ここに頭蓋仙骨治療の難しさがあります。
内臓の場合は、モティリティと呼ばれる、やはり微細な揺動運動を繰り返しており、この動きの中に不調の原因となる歪みが内在している場合があり、この歪みを解放を指標とすることで治療を行います。
・頭蓋リズム(及びモティリティ)の発生について
頭蓋リズム及びモティリティの発生については諸説ありますが、当方では、『 ブレスオブライフ 』 と呼ばれるエネルギーが、これらの微細な物理的繰り返しの動きに顕現したものであると考えています。(ジム・ジェラス の説による)
・頭蓋リズム(及びモティリティ)の安定した知覚について
前記、頭蓋仙骨治療の難しさは、頭蓋リズムと呼ばれる0.01mmレベルの微細な動きの安定した知覚であると述べましたが、純粋な物理的な動きとしてその知覚を試みると、殆どの場合見失しなってしまいます。
そして、その様なケースを沢山目にして来ました。
これは、モティリティに関しても同様で、実際に教えていますとモティリティは更に難易度が高い感じです。
上記、頭蓋リズムはブレスオブライフと呼ばれるエネルギーの顕現であるとお伝えしましたが、実は、エネルギーが物理的な動作に顕現すると同時に、エネルギー自体にも物理的な動作と同期した膨張・収縮の動きが起こっています。
ワークショップVer2では、先ずエネルギーであるブレスオブライフの膨張・収縮の動きを知覚し、その知覚に付加する形で物理的な頭蓋(及び内臓)の微細な動きを知覚する方法をお伝えしますが、一気に安定した知覚が可能になります
この点がVer2の最大の売りであり、どの様なカリキュラムであればこれらの繰り返しの微細な動きを安定して正確に知覚して頂けるかを10年以上工夫して来ましたが、到達点でもあります。
そして、微細な歪みを知覚する触診技術を習うことで、全ての手技療法のレベルアップに繋がります。
・治療技術『 間接法 』 について
触診によりダメージの状況を掴んだとして、そのダメージに対する治療が必要になります。
1999年の開業以来、色々なセミナーに参加し、色々な治療技術を学んで来ましたが、間接法と呼ばれる治療技術が最も効果的であるとの結論に至っています。
極々簡単に説明しますと、ダメージの部位に対して物理的に軽く互い違いに動かすことで、治癒エネルギーを誘う技法になり、当サイトの以下のページで簡潔に説明しています。
         治療の共通概念  >  間接法について
当方は、池袋の医療系専門学校で、毎週の卒後教育の授業で間接法の適用方法について10年以上教えて来ました。
ワークショップではその経験に基づいて、参加者の各々の状況に合わせて、最も臨床で役に立つ内容をピックアップしてお伝えしています。
間接法は、頭蓋及び内臓に限らずに全身の各部に対して適用が可能で、臨床における有用なツールとしてお使い頂けます。
2、ブレスオブライフの知覚
上記、以下の様にお伝えしました。
先ずエネルギーであるブレスオブライフの膨張・収縮の動き知覚し、
そのエネルギー的な知覚に付加する形で物理的な頭蓋(及び内臓)の動きを知覚する方法により、
頭蓋リズムおよびモティリティに対する安定した知覚が一気に可能になります
当方でも、ワークショップVer1として、頭蓋リズムを物理的な動作と捉えてこれらを知覚する方法を教えて来ましたが、色々な細かい注意点が発生し、どうしても煩雑さに繋がっていました。
頭蓋における頭蓋リズムは対象が骨であり骨の場合硬さがありますが、内臓の場合そもそもは柔軟性を回復することが治療の目的の1つであり、物理的な動作と捉えると更に難易度が高くなっていました。
その改善策として、上記お伝えした方法でのVer2に辿り着きました。
では、ブレスオブライフの知覚は難しくは無いのか?、特定の人にしか知覚可能では無いのか?
と言う疑問について、Ver2への移行にあたり、10数人の方に当方の考案した遣り方で試行して貰いましたが全員知覚OKであり、ワークショップVer2として既に数十人の方にお伝えしましたが、やはり全員がすんなりと知覚OK。
・細かい注意点が発生しないことの多大なメリット
私たち臨床家は、頭蓋仙骨治療や内臓マニュピレーションを毎回行うわけではありませんので、細かい注意点等は使わないとどうしても忘れがちであり、腕が鈍ります。
しかし、当方でお伝えするブレスオブライフの知覚は、細かい注意点は存在せず、感覚的に知覚が可能です。
このことは、暫く使わなくとも腕が鈍る要素は非常に少なく、多大なメリットであると考えます。
同時に、普段臨床に携わっていない、例えば家庭の奥さん等にとっても、同様に多大なメリットであると考えます。
本件は、『 4、カリキュラムの特徴 』 でも、もう少し詳しく述べています。
・内臓マニュピレーションにおいては、更に多大なメリット
上記お伝えした様に、内臓マニュピレーションにおけるモティリティの知覚も頭蓋における頭蓋リズムの知覚と殆ど同様になります。
内臓マニュピレーションに限らずに、内臓に対する一般的な治療の場合、腕とか脚と異なり個々の内臓の位置は腹腔の中に収まっていて目視では見えない為、解剖学的に立体的な位置を記憶している必要があり、暫く臨床で使用しないとどうしても記憶が薄れ、腕が鈍る可能性がありました。
しかし、個々の内臓がモティリティにより、個々に自発的に特徴的な揺動運動を繰り返しており、この動きをエネルギー的に知覚出来れば、位置等を含めたコンディションも自然に掴むことが可能になり、解剖学的な理解や記憶の必要性を大幅に減じることが可能になりました。
( 因みに、モティリティを日本語で表すと、『 内臓自動力 』 となり、まさにこの事を現わしています )
このことは、普段臨床に携わっていない、例えば家庭の奥さん等にとっても同様であり、頭蓋よりも内臓の方がメリットは大きいと感じています。
当然ですが、解剖学等の理解や記憶が得られていれば、更に効果的な治療に繋がります。
(以下は、煩雑に感じられるようでしたら、飛ばして下さい)
・ブレスオブライフの知覚が容易であることの、数値的な説明
頭蓋リズムと呼ばれる物理的な動きは、ブレスオブライフと呼ばれるエネルギーが変換(顕現)されたものであり、一般的に、エネルギーが物理現象に変換される場合、変換効率はかなり低下します。
ブレスオブライフ(エネルギー)が頭蓋リズム(物理現象)に変換される場合の変換効率を数値的に計算してみたところ、最大で32%と言う数値が得られました。
言い換えると頭蓋リズムに対してブレスオブライフは3倍程度エネルギーレベルが高く、エネルギーレベルが高いという事は、それだけ知覚は容易になります。
32%と言う数字の根拠を、 < 補足3  変換効率の観点からの考察 > で説明しています。
3、間接法のメカニズム
臨床では触診と同様に実際の施術が重要で、『 間接法 』 と呼ばれる技法をお伝えします
間接法は全身の色々な部位に使えますが、微妙なコツも必要になります
ブレスオブライフの作用の1つとすることで、より直感的に使えるようになります
間接法のメカニズムについて、上記 ジム・ジェラス によると、大雑把に言って5種類くらいあるそうです。
一般的には、『 物理的な操作による中枢神経系への刺激により為される 』 と言う原理で説明される場合が多い様で、 組織を物理的な可動範囲の終端(バリア)に持って行く事により、『 バリアのテクニック 』 とも呼ばれています。
しかし、エソテリックヒーリング に於いても間接法は有効であり、上記原理では説明が付きません。
また、筋肉や靱帯、骨組織に対して多用していますが、感触的にもやはり無理がある感じです。
ジム・ジェラスは『 バリアを基準にするのは間違いである 』と 断言しており、これらを参考にして間接法についてもブレスオブライフの作用であるとの仮説を導くことが出来、ワークショップではそのメカニズムをお伝えします。
間接法につきましては、臨床の場でいかに効果的に使えるかが大事であり、お伝えする当方の仮説を参考にして、効果的な治療の1助にして頂ければと考えています。
具体的な方法につきましては、繰り返しになりますが、当サイトの以下のページで説明しています。
         治療の共通概念  >  間接法について
・60点であっても、十分に臨床で効果が出せます
当方は教える立場から常に90点以上のスコアを出せますが ( 個人セッション来て頂ければ、体験可能 )、実際の臨床では60点で十分に合格点が得られます。
先ず使ってみることが重要で、使っているうちに徐々に効果が出せるようになります。
因みに、頭蓋、内蔵共に、触診、及び施術について、共にブレスオブライフの作用とすることで、全体的な統一性が得られ、Ver2として無理なくカリキュラムを再構築することが出来ました。
4、カリキュラムの特徴
頭蓋、内臓共に、触診及び施術のカリキュラムは、ブレスオブライフの知覚を土台にしています
臨床の場で頭蓋仙骨治療を使う頻度が少なくとも、技量の維持が可能となり、
主婦やOL等でご家族や友人に行う方々の場合も、技量の維持が可能です
・ブランクがあっても技術を維持できる
Ver2では、頭蓋、内臓ともにブレスオブライフの知覚をベースにしてカリキュラムを構成することで、主婦やOLの方々、特に定期的な臨床の場を持っていない方々にとっても、多大なメリットを有すると考えています。
ワークショップでは、先ず最初に治療についてのエネルギー的な説明を行い、次に、最初の実習のそのスタートでブレスオブライフの知覚に入りますが、全員がすんなりと知覚可能です。
そして、この知覚をベースにして頭蓋に対する治療を組み立てる形で、ワークショップを進めます。
このことは、当方のVer2に参加してその時は出来るようになったとして、例えば、数年等のブランクがあったとしても、元々練習とか助走無しにブレスオブライフの知覚が出来ていた訳ですから、ブレスオブライフの知覚は可能であり、その知覚を基にワークショップでお伝えしたことが再現可能になる様にカリキュラムを構成しています。
例えばご家庭の主婦とかOLの方、定期的な臨床の場を持っていない方はどうしてもブランクの期間が出来てしまいがちですが、久しぶりにご家族や友人にやってあげる場合でも、元々助走無しに出来て居るブレスオブライフの知覚がベースになっており、そこから頭蓋仙骨治療の再現が可能で、繰り返しになりますが、臨床の場を有していない方にとっても、多大なメリットになると考えています。
また、お渡しするテキストは 指の使い方等をイラストで示しています ので、参考にして頂けると思います。
・頭蓋へのアプローチは、翌日から臨床の場で活用して頂けます
臨床の場を持っている治療家の場合、一般的に難しいと言われている、頭蓋への触診がワークショップ初回の翌日から使用可能になります。
触診のみでも、治療後のクールダウンの効果が見込め、順次お伝えする頭蓋開放のテクニックも翌日から使用可能です。
・間接法について、頭蓋に限らず翌日から使えるヒントが提供可能
臨床の場を有する方々に対しては、頭蓋に限らず、翌日の治療に早速使う事の出来る色々なヒントを提供可能です。
これは、池袋のカイロプラクティックの専門学校で、2012年より毎週1回の卒後教育のクラスで、全身の各部に間接法を適用する授業の講師を行っており、必修の授業であれば同じ内容を毎年繰り返しますが、卒後教育の為、新規のテーマを取り上げる形式で10年以上授業を継続しており、間接法の適用における膨大なノウハウの蓄積があります。
従い、頭蓋に限らずに色々なアドヴァイスが可能と同時に、頭蓋への施術が全身の施術にどのように応用可能かについても、色々とお伝えすることが可能です。
これらの内容は、参加されるメンバーによって変わって来ますので、ワークショップでの質問大歓迎です。
是非、当方主宰のワークショップへの参加をご検討下さい。
5、少人数によるメリット
定員4人、参加者の都合に合わせて日程を決定し、各人の技量に合わせた指導が可能です
全ての実習で、4人全員の方に講師による施術を体験して頂きます
また、必要に応じて講師に施術して頂き、その場でアドヴァイスを差し上げます
頭蓋、内臓ともにワークショップの定員は4人、日程調整サイトを使用して全ての日程を決めますので、まとまった時間の取れない方でも無理なく参加頂けます。
また、各人の技量に合わせたアドヴァイスが可能になります。
・4人全員に講師の施術を体験して頂きます
私も以前は色々な治療系のセミナーやワークショップに参加しましたが、通常は講師のデモンストレーションは1回であり、参加者の中の1人が施術を受ける形式が大多数だと思います。
この後、参加者同士でペアを組み実技の実習に入りますが、自分で実際に施術を受ける体験なしでは、身に付かないケースが散見されます。
当方では、参加者4人全員が講師による施術を受け、同時に異なる3人に対する施術を目の前で観察する機会が与えられますので、効果的に学んで頂けます。
・必要に応じて、実際に講師に対して行って頂き、リアルタイムでアドヴァイスを行います
治療系のセミナーやワークショップでは、受講生同士でペアを組んで実技の練習を行いますが、受講生ではペアを組んだ相手の施術が正しいか否かの判断に、無理がある場合も、やはり散見されます。
と言って、講師は勿論のことやサブトレーナーに対してでも、実際に施術を行い評価を受けることは、全く考えられない事では無いでしょうか?
当方の場合、必要に応じてですが、お伝えした技法を講師が実際に受けることで確認を行っています。
講師に施術を行い、リアルタイムでアドヴァイスを受けることが、技術の習得には有効であると考えています。
6、当ワークショップの存在意義
ここまで、主に治療における治癒エネルギーの知覚や操作について述べていますが、臨床に於ける正確な施術の為には、解剖学をベースにした物理的な構造の理解は有用であり、常に解剖図を確認しながら施術を行って来ました。
当方は元々機械の設計技術者であり、機械の設計と治療は一見別な世界に見えますが、物理的な身体に対する正確な施術の為には、骨格や筋肉、臓器等の立体的な空間認識も有用であり、機械設計の経験は空間認識の為のトレーニングとして期せずして役に立っていると感じています。
当方までおいで頂くと判りますが、手の届くところに身体の各部の骨格模型が置かれていて、何時でも物理的な構造の確認可能であり、当サイトで多用している骨格模型の画像は、これらを撮影して画像処理ソフトで加工したものです。
前書きが長くなってしまいましたが、以上の内容は一般的な治療の概念の延長線上に位置するものであり、目に見える範疇での事象であり、言い換えるとオーバーグラウンド世界であると思います。
この様な意図で臨床を重ねる中で、徐々に治癒エネルギーの存在に意識が向かい、エネルギーと言う一般的には目に見えないと認識されている世界、言い換えるとアンダーグラウンドの世界が実は存在し、治療の土台として機能していることが判って来ました。
以上を踏まえて、通常の専門学校や整体スクール等々では取り上げることの少ない、治療におけるエネルギーについて、可能な限り言語化して判り易くお伝えすると同時に、治癒エネルギーの知覚や操作について実技としてお伝えすることが、既存の教育システムでの内容を補完する役割として、当方のワークショップの存在意義であると考えています。
このことは取りも直さず、今まで治療について殆ど学んでいない、例えば主婦やOLの方であっても、治療家として臨床を場を有している方と同じ場で、無理なく学んで頂くことが可能です。
7、テキスト
頭蓋ワークショップでは、オリジナルイラストが使われている当方作成のテキストに沿って学びを進めます。
Ver2としてお伝えしている、触診技術及び治療技術におけるエネルギーの作用につきましても、判り易く言語化して記述しています。
イラストは、柔道整復師の資格を有するセミプロのイラストレーターの方に作成して頂きました。
触診のポジション 触診での指のポジション 治療における指のポジション
8、対象としている方
対象としている方は、柔道整復師、鍼灸指圧マッサージ師、理学療法士、カイロプラクター、整体師、等々で実際に臨床を場を有している方になりますが、ボディワークやエステ、リラクゼーション等々の方もOKで、主婦やOL等で頭蓋や内臓への治療を学んでみたい方も技術を習得して頂ける内容になっています。
また、繰り返しになりますが、2012年より池袋の治療系の専門学校で全身を対象にした通年の授業(卒業生向け)の講師を担当しており、当ワークショップのテーマは頭蓋ですが、頭蓋に対する触診や治療は全身の他の部位に応用が可能であり、参加しているメンバーの興味や関心に合わせて実例を示しながらワークショップを進めて行きます。
・ 目標としているレベル
上記参加対象として挙げた方々に対し、開業されている方はメニューに追加可能なレベル、何等かの臨床の場をお持ちの方は臨床で使えるレベル、全くの初心の方はご家族友人に施術が可能なレベル、を想定しています。
Ver2になり、エネルギーの知覚による直感的な施術が可能になり、この事は解剖学的な知識をあまり必要としませんが、既に専門学校等で解剖学的な知識を学んでいる方は、解剖学の知識はベースとして機能し、より効果的な治療になります。
 
9、形式、費用、その他
 ・開催要件
種   類 頭蓋仙骨治療レベルT、 〃 U、 内臓マニュピレーション
場   所 吉祥寺の当方のセッションルーム (吉祥寺駅徒歩2分)
定   員 4人
時間、回数 1回約3〜4時間×6回 + 中間復習を1回、(注釈を参照)
開催の枠 14:00〜、17:00(18:00)〜、の2枠から全員の都合の良い枠
( 開始時間もメンバーの都合に合わせて調整可能です )
日   程 日程等の条件の合う希望者が4人集まった時点で、全員で7回の日程を組みます
1〜2週間に1回のペース、通例、3〜4ヵ月かけての開催になります
日程の調整方法は、スケジュール調整の実例(新規ページ) を参照下さい
参加条件 頭蓋、内臓ともにどなたでもOKですが、内臓は当方の頭蓋Ver2を受講した方に限ります
実際、参加される方の半数以上は、医療系の国家資格等の有資格者、若しくは、カイロ、
整体、フェイシャル、オイルマッサージ、等々で開業されている方々です
参加費用 7回分:¥12000×7=¥84000−、一括前払いをお願いしています
参加申込 先ず、所定の事項を記載したEメールにより、個人セッションを申し込み下さい
吉祥寺までおいで頂き、具体的な内容を確認して頂き、正式に参加申し込みとなります
( 注釈:頭蓋における中間復習について )
2回目が終った時点(日程調整の関係で変更の可能性があります)で、人数2人での中間復習を入れています。
この趣旨は、参加者4人では難しい、1人1人の個性に合わせたアドヴァイスを差し上げることにあります。
以上は開催要件の抜粋です、詳しいカリキュラム、欠席の場合の補講の扱い、等は以下のページをご覧下さい
( 但し、内容につきましては、このページに記載の内容が優先されます )
 ・ 頭蓋仙骨治療ワークショップ
 ・ 内臓マニュピレーションワークショップ
 
10、参加・申込み
・ 個人セッションについて
ワークショップに参加希望の方は、先ず当方で個人セッションを受けて頂き、実際にお会いして、ご要望等を伺い、提供させていただくものがニーズと合っているかについて確認して頂き、マッチしていることを確認の上でウェイティングリストに入れさせて頂きます。
・ 受講希望の方にとって
実際に吉祥寺の当方の部屋までおいで頂き、地理等を確認して頂くと同時に、ワークショップの雰囲気を確かめて頂き、頭蓋仙骨治療及び内臓マニュピレーションについて、施術を体験して頂いています。
同時に、何か愁訴をお持ちの部位に対して、間接法を使った治療を行います。
特に愁訴の無い場合は、足先を触診して全身の歪み等のコンディションを読み、歪みの状態や施術で効果のありそうな部位について提案させて頂き、施術する部位を相談させて頂きます。
・ 軽い力の施術での解放を体験して頂きます
当方の間接法を用いた施術は、患部に対して軽い圧をかけて開放を促すもので、軽い圧をかけて待っているだけで滞りや拘縮、繊維性の歪みが開放されます。
臨床の場で実際に施術をされている方、特に強めに力を使った施術の経験のある方は、この様な軽い圧により治癒反応が起きることについて、一様に驚かれます。
・ 講師にとって
少人数でのワークショップです、予め参加者の実際のキャラクターを知っておくことで、開催されるワークショップについて事前にイメージの作成が可能になり、初回のスタートから有意義な形で進めることが可能になります。
・ お願い
個人セッションでは顔の下に敷くタオル、ハンカチ等を持参下さい。(忘れても大丈夫です)
当方、香料等が激苦手なため、ご配慮下さい。(パフォーマンスが低下してしまう場合もあります)
具体的には、煙草の臭い、石鹸の香料の残り、洗剤・柔軟剤等の香り
(香料等がキツイ場合、ハッキリとその旨お伝えしますのでお気を悪くされないようにお願い致します)

・ 個人セッション申し込み方法
以下の7項目を記入して、メールにて申し込みください < mitani@yf6.so-net.ne.jp
(一般のセッションは受け付け中止の場合でも、 W S のための個人セッションは受け付けています)

★申し込みに際してのお願い
パソコン、スマホの環境によっては、上記アドレスをコピペしてお使いください。
Eメールですが、当方からの返信に対して、『 返信に元のメッセージを含める 』 との設定でお願いします。
当方、色々な連絡をEメールで行っており、元のメッセージが含まれていませんと元のメッセージの確認作業が必要になり、
多大な手間が発生しますので、配慮の程をお願い致します。
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@ お名前、性別、生年月日
A 普段お使いのメールアドレス
B プロフィール、有資格者等、既に施術をされている方は必ずその内容等をお知らせ下さい
C お住まいの場所
D 連絡先(ケイタイ番号等)
E 希望するWSの種類、及び参加希望の動機
F WSに参加可能な概略の曜日、時間帯
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 個人セッションの枠、費用は、以下の通りです(基本的に、通常のセッションと同等です)
  ・枠:14:00〜、18:00〜
  ・時間:1セッション90分〜120分
  ・費用:\15000-
  ・定休日:不定休(1Week当たりで、セッション数の上限を設けています)
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・ 開催までの流れ
@ 個人セッションをお受け頂き、納得して頂ければウェイティングリストに入れさせて頂きます
A 条件に合うメンバーが4人揃った時点で連絡いたします ( 注釈 )
B 参加の意向を確認後、参加者全員で スケジュール調整サイト を使い、スケジュールを調整します
C スケジュールの調整がつくと参加費用の振り込みをお願いします
D 全員の振込みをもって開催が確定になります
 ( 注釈:連絡を差し上げた時点でキャンセルもOKです、その場合キャンセル料等は発生しません )
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★以下、補足になります★
(補足1)、ブレスオブライフ
オステオパシーで提唱されている生命エネルギーの1つ。
ブレスオブライフは汎用的な生命エネルギーであり、頭蓋リズム、モティリティ、ミッドタイド、ロングタイド、流れ(の様な存在)、雲(の様な存在)、等々に顕現していると認識されています。
(補足2)、ジェームス(ジム)・ジェラス(1943〜2021)
オステオパシーはアメリカで発達した手技療法で、ジム・ジェラスはその治療家、及び教師の1人になります。
日本では、オステオパシーは単なる民間治療の1つに過ぎませんが、世界各国ではその位置づけがかなり異なり、特にアメリカでは医師資格の上位に位置する国家資格になっています。
私が師事した、トムシェーバー ( ジムジェラスの高弟 ) によると、オステオパシーはもともとアメリカのシャーマニズムの伝統を受け継ぐ医療技術だったそうですが、国家資格としての地位を得るために、シャーマニズム的な側面を隠したそうです。
ですので、現在のアメリカでは大多数のオステオパスはメディカルドクターの単なる上位資格としての医療従事者の様で、実際にオステオパシーの伝統的な手技療法をメインに行っているオステオパスはほんの一握りだと聞いています。
その様な中で、ジムジェラス、及び、トムシェーバーは数少ない伝統的なオステオパシーを受け継いでいるオステオパスであり、ジムジェラスの特筆される点として、伝統的なオステオパシーのエネルギー的な要素を、バイオダイナミクスとして体系づけた点にあります。
ジムジェラスは2007年に来日し、2月と3月にそれぞれ、高野山、大磯でバイオダイナミクスのセミナーが開催され、当方はそれらに参加しましたが、本当に素晴らしいセミナーでした。
また、当方のカリキュラムに於ける最も重要な点であり、ワークショップの根幹を為している、『 頭蓋リズムやモティリティは、ブレスオブライフの顕現である 』 と言う説も、ジムジェラスより学びました。
当方は末席の弟子ではありますが、私の治療における最高の師として尊敬の念に堪えません。
(補足3)、経絡が読めるようになった、鍼灸師の方
当方のワークショップに参加して、経絡のエネルギーの流れが読める(知覚出来る)様になった方の事例
非常に印象に残る事例で、記録を調べると、2012年の開催の頭蓋ワークショップのことでした。
色々と、参考になる重要な要素が含まれているので、少し、詳しく書いてみます。
この時は、理学療法士の男性の方、鍼灸師の男性の方、OLですが身体に関心の高い方2人(知り合いの方でした)、の4人で開催しました。
ワークショップの初回で、理学療法士の方、OLの方は、頭蓋リズムが読めるようになったのですが、鍼灸師の方がどうしても読めません。
2回目、3人の方は順調に進むのですが、鍼灸師の方はやはり頭蓋リズムが読めません、どうしても動きを知覚出来ないのです。
2回目が終わる頃には、さすがに焦りと落胆の色が表情から伺えました。
まがりなりにも、医療系の国家資格の有資格者で、実際に臨床の場もお持ちにも拘わらず、しかも、全くの素人の2人のOLの方がばんばん知覚出来て読めているにも拘わらず、彼は知覚出来ないのです。
このまま手をこまねいていると、頭蓋リズムを読めないまま、6回が終わってしまう可能性が脳裏をよぎりました。
そこで、次回の3回目までの間に無料で補講を行うことにしました。
彼は元々名古屋出身の方で、学校を卒業後パチプロをやられていたそうです。
高校の卒業前の3者面談で先生から『 ***君は卒業したら、どうする積りですか?』と尋ねられて、彼は
『 パチプロになろうと思います』と言ったそうです、てっきり反対されると思っていたら、
『 ***君のそんな真剣な顔は初めて見たよ、是非パチプロになりたまえ、応援するよ。』
と言われてしまい、引っ込みが付かなくなってパチプロをやっていたそうです。
しかし、儲かる月と儲からない月の落差がけっこうあり、安定しなかったそうで、そしてなにより、パチプロをやっていても何もキャリアとして残らないことを痛感して鍼灸師の道を選んだそうです。
確かに、、ベルが鳴りドアを開けて初めてお会いした訳ですが、今まで私と関わったことの無い、なんとも言えない不思議で自由な第一印象を受けました。
色々話してみると、非常にフレンドリーで明るい方で、人柄の良さが滲み出ている感じの方でした。
さて、1人では補講にならないので、誰か施術を受けてくれる人は居ないか聞いてみると、鍼灸学校の同級生の女性の方が親しいとのことで、これは好都合で彼女と2人で来てもらうことになりました。
頭蓋リズムを知覚出来ないケースにしばしば見受けられる原因の1つに、触診の指先に意識を集中し過ぎてしまう場合がしばしばあり、彼の場合もそのケースの可能性が感じられました。
このことは、『 意識の広さ 』 で比喩が可能で、頭蓋リズムの安定した知覚は、意識が広いことが望ましく、意識が集中し過ぎると意識が狭くなってしまい、知覚出来なくなってしまう場合が多いのです。
当然ですが、この事は、ワークショップの中で述べていますが、どうしても時間的な制約の中での説明になってしまうので、今回の補講では、これらのことを、沢山の事例を交えながら、1時間程度をかけて丁寧に説明しました。
結果、説明のあとの触診の実技で、『 判りました、これだったのですね!!』との言葉が感動的に飛び出して来まして、本当に嬉しそうでした。
どうして意識が狭くなっていたのか、お聞きしてみると、以下のことを話してくれました。
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自分は鍼灸師として治療をしているので、鍼を打つのですが、打ち方を誤ってはいけないとの気持ちで、指先に全神経を集中させていました、この癖が抜けなくて、自分でも気が付かない内に、触診時の指先に全神経を集中させてしまい、意識が狭くなっていた様です。
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この気づきは大きく、3回以降のワークショップでも極めて順調に学びを進めることに繋がりました。
この時のクラスは、同じメンバーで内臓ワークショップも連続して行いました。
そして、翌2013年の暮れに、頭蓋ワークショップの中級が開催され、彼も参加してくれたのですが、以下のことを話してくれました。
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頭蓋の触診で、意識を広く持つことが徐々に安定して出来るようになり、その感覚が鍼を打つ時にも使えるようになり、鍼を打った時の経絡のエネルギーの流れが読めるようになって来ました。
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凄く嬉しそうでした!!!
(補足4)、変換効率の観点からの考察
ここで、エネルギーの変換効率の観点から考えてみます。
要するに、ブレスオブライフと呼ばれるエネルギーの動きが、頭蓋の動きに顕現される場合の、エネルギーの変換効率になります。
この場合のエネルギーの動きは、一方的な流れの動きでは無く、閉じたり開いたりの周期性の動きであり、周期性の動きの代表的なものは音波になると思います。
ネットで検索すると、『 音から電 力への 変換効率は最 大で 32%となった 』との記事が見つかりました。
( https://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/science/sonota/ronnbunshu/h28/163090.pdf )
電力から動力への変換効率は方式により様々ですが、ウィキペディアによると、20〜99.9、であり、100と仮定してみましょう。
『 音から動力への 変換効率は最 大で 32%程度 』 と考えることが出来そうです。
と言う事は、元々周期的なエネルギーであるブレスオブライフが、頭蓋を周期的に動かしている場合、ブレスオブライフは最も少なく見積もって3倍程度のエネルギーである、と言う仮説が成り立つと思います。
いずれにしても、頭蓋よりもブレスオブライフの方がエネルギーレベルが高いと言う事は、定性的に言い得ることが可能であり、最も少なくても3倍程度と言う仮説も成り立つのでは無いでしょうか?
頭蓋を物理的に触診して知覚するよりも、その大元であるブレスオブライフを知覚した方が、エネルギーレベルがより高い訳であり、より知覚が容易であると言うことは、変換効率の観点から考えても妥当であると思います。