第32回目頭蓋ワークショップ:参加者(実名は本人了解済み) |
印象に残ったテーマ |
土方信行さん(柔道整復師) |
治療における意識の持ち方 |
(主宰者コメント)
Ver2での中心的なテーマの1つで、『 治癒は治癒エネルギーによって為される
』 と言うものがあります。
ダメージの部位に(間接法により)治癒エネルギーを誘い、治癒反応を誘発させる作用に際して、治療家の意識の持ち方により治癒エネルギーが質的及び量的に変わって来ます。
これらについて、ワークショップでは実技を交えて実際に感じて頂けるようにカリキュラムを構成しており、より効果的な意識の持ち方により、治療効果もアップすることを実際に体験して頂いています。
H さんは柔道整復師として豊富な臨床経験をお持ちの方で、これらのことを体験的に掴んで頂けた様です。 |
K さん(柔道整復師) |
間接法の色々な使い方 |
(主宰者コメント)
上記を実習の中で体験して頂く為に、実習では参加されている方々の状況に合わせて色々な実例を取り上げています。
K さんも柔道整復師として開業されており、臨床経験をベースにした、急所を突いた質問を色々とされていました。
間接法は、当方の経験では、本当に多種・多様な愁訴に対応が可能な技法であり、極端な例ではエネルギーのみの治療においても抜群の効果を出すことが可能であり、限られた時間の中で、各々の方のキャリアに合わせて出来るだけ有用な事例をお伝えするように意図しています。これらのことを、やはり体験的に掴んで頂けた様です。 |
平原哲夫さん(カイロプラクター) |
Ver1との違い |
(主宰者コメント)
平原 さんは、2015年にVer1に参加して頂いた方で、当方よりお誘いして今回、Ver2に参加して頂きました。
参加に際して、『 だいぶ時間が経っているので、忘れていることも多く、また1から学びたい。』
とのコメントを頂きました。
元々、治療におけるエネルギーの作用に意識のある方であり、また他の参加者の方とのバランスも良さそうなのでお誘いした次第ですが、Ver2の特徴の一つとして、記憶することよりも直感的な知覚がベースになっており、そもそも忘れる要素が大幅に減っています。これらのことを、やはり体験的に掴んで頂けた様です。 |
戸川智之 さん(鍼灸師:https://yuushindochiryoin.com/) |
小脳テント解放の技法 |
(主宰者コメント)
小脳テントとは、頭蓋骨の内側で大脳と小脳を隔てる役割の膜組織を指しています。
頭蓋骨の内側にあり脳と密着している膜組織の為、脳のコンディションをしばしば象徴的に現しているケースがありますが、触診段階でそのコンディション等を実際に知覚可能であり、治療に於いても頭蓋骨を超えて(間接法により)物理的に働きかけることが可能で歪みの解放が可能です。
かなり使い道の多い技法であり、今後の臨床で有用に使って頂けることが期待されます。
また、T さんも治療におけるエネルギーを扱った色々なセミナー等に参加した経験のある方で、今回の参加はそれらにプラスして有意義であったとのコメントも頂いています。 |
その他、頂いたコメント
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6か月という短い期間でしたが、触れ方から意識、頭蓋骨の概論までためになる勉強会でした。
何がいいとかではなく、今までの知識が繋がりはじめて聞く内容もありましたがかなり腑に落ちました。
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もうひとつヒントになったことがありまして、頭蓋への触圧についてです。
頭蓋リズムの触診と頭蓋への操作では目的が違うのだ、という事がとても腑に落ちて理解できました。
はやりの、誰でも簡単に習得できる、上っ面の内容のセミナーとは一線を画していると思います。
頭蓋を教えてくれるセミナーはそう多くないので。
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三谷先生には、約6ヶ月の間、周辺視野の事や、効果の高い関節法の押圧の仕方など、教えてもらわないと自分ではなかなか気付けない治療のコツを教えて頂きありがとうございました。
その治療のコツを知っているか知っていないかでは、治療の効果に大きな差が出てしまうと思いますので大変勉強になりました。 |