★ 歩き方について ★
(私は、歩き方の改善をロルフメソッド の中心的なテーマとして考えています)
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私は、ロルフメソッにおいて歩き方の改善を中心的なテーマとして考えています。
この理由は、歩行は誰でもが日常生活の中で行っている全身運動で、これが改善される事で普段の生活の中で身体が調整され、良好なコンディションを維持できると考えるからです。
このような意図の元に脚、骨盤、その他の調整を行いますと、歩き方は自然に変化して行きます。
同時に、歩き方に少し意識を向けて頂くことにより、これらの変化はより確かなものとなり定着して行きます。
一度身体覚えた健康的な歩き方は、一生の財産になることを殆どの方に実感して頂けます。
★私の考える理想の歩き方 全身を効率的に使う歩き方
人間はその生活の中のかなりの時間に歩く動作を行っており、歩行時に効率的に全身を使っていると、特に運動をしたりトレーニングジムに通わなくとも、全身運動をしていることになります。
しかし、歩き方は個人差がとても大きく、無駄な歩き方をしている人をしばしば見かけます。
逆に言いますと、同じ歩くのあれば、身体を活性化させる歩き方でないと、もったいない気がします。
( 脚が歪んだ状態でウォーキングに励むと、返って脚を痛める可能性もあります )
どうすれば身に付くのか 3つの簡単なアドヴァイスを注意して頂くだけでOKです
10回のセッションを通して、骨盤とか脚を、歩き方の改善に意図を持たせて順に調整して行きます。
これだけでも歩き方は自然に変化しますが、同時に、3つの簡単なアドヴァイスをお伝えしますのでそれを注意して頂ければ、より全身を効率的に使う歩き方に変化します。
10回のセッションとして見た場合、前半で自然に歩き方が変化し、後半でその歩き方を定着させる感じでセッションをすすめます。
★簡単な3つのアドヴァイスとは 当方でのセッションの中でお伝えします
アドヴァイスと同時に、このアドヴァイスが何故有効なのか、その理由も説明も致します。
この理由もシンプルでとても解り易いです。
単に形だけのアドヴァイスを受けても、モチベーションも上がらないし、いずれ忘れてしまいます。
『 ああ、なるほどね。 』 とその理由を納得して頂けることで、より意義のあるアドヴァイスになります。
(私も歩き方の指導を受けたことがありますが、形のみのアドヴァイスでしたので、すぐに忘れてしまいました‥‥)
☆ セッションの受け方の説明は コチラ ☆
☆ セッションルームの場所(吉祥寺駅徒歩2分) ☆
ご質問、お問い合わせはお気軽に

★以下、補足です、よりご興味のある方は是非ご覧下さい。
1、全身を使った歩き方が健康に良い理由

ここでは、特徴的な3つの歩き方から、歩行の健康的な意味を考えてみましょう。

A さん 脚のみで歩いています、股関節から上、及び骨盤は全く動いていません。 ×
B さん 骨盤が脚の一部の感じで動いています、しかし、上半身及び肩は動いていません。
C さん 骨盤が脚の一部の感じで大きく動き、同時に肩まで大きく動いています。

実際に街で歩いている人を観察すると、この様な方々がいるのを容易に見つける事が出来ます。
Aさん: 脚が短い感じでチョコチョコ歩いている人です、思い当たりる人がいると思います。
Bさん: 可もなし、不可もなし、と言った感じでしょうか。
Cさん: 生き生きと気持ちよく歩いている人を見かけたら、きっとこう言う歩き方です。
     若干違いますが、モデルさんの歩き方に近いです。

A さん、B さん、C さんは、同じ会社の同じ部署の同僚で、現在同じくらいのコンディションとします。
毎日同じくらいの距離を歩き、歩行時にAさんの骨盤から上半身は固まったままで動きません、それに対してとCさんの骨盤及び上半身は躍動的に動いています、10年後の2人のコンディションを思い浮かべてみましょう、大きな差が出ている気がしませんか?
人間の身体は、動かし続けていると良好なコンディションを保て、元気でいられますが、動かさずにいると、弱って行きます。
ですので、身体に良い歩き方を習慣的に身に付けると一生の財産になります。

2、歩くときに全身が動くメカニズム

歩行で全身が動き、活性化するためにのメカニズムを考えてみましょう。
全身が動くための動力は、歩行時に足先が地面を蹴る力の、地面からの反作用です。
この反作用が、足先から指の根本、足のアーチ、足首、脛、膝、股関節、骨盤、と言う感じに上方に向かって伝わり、上半身や肩を動かす力となります。
ですので、これらの要素、指の根本、足のアーチ、足首、脛、膝、股関節、骨盤、等々に歪みがあると、力はその歪みの部分で逃げてしまい、骨盤から上半身に伝わりません。
逆に言いますと、これらの要素がきちんと機能していれば、地面を蹴る力の反作用は自然に上半身に伝わり、身体は活性化します。
この時に一番重要な点は、左右の足を平行に運ぶことです
ウチ股やガニ股は、地面を蹴る力の反作用がアサッテの方向に逃げてしまいます。
また、特に重要な身体の物理的な部位は以下の3箇所で、これらを必要に応じて調整します。

@ アーチ 内アーチと外アーチ、横アーチがあります。
アーチが崩れると地面をしっかり蹴れなくなり、蹴る力の反作用が上半身に伝わりません。
A 脛 脛骨と腓骨より構成されます。
脚の歪みは脛骨と腓骨歪みと言っても良いくらいで、脚のみならず、全身の歪みにに関係します。
B 骨盤 仙骨の両側に仙腸関節があります。
全身運動の為にはこの関節が動く事がとても大切で、この関節が硬いと腰痛の原因にもなりす。
(参考)
足の骨格に歪みが大きい場合、10回のレシピでは調整が難しい場合があります。
元々、身体の各部のマニアックな調整を行って行くと、足(足首から下)だけでも10回以上、膝だけでも10回以上、股関節だけでも5回以上、呼吸の改善に数10回以上、このくらい手間をかけることも可能です。
しかし、当方のロルフメソッドとしての施術は、『 全身で10回と言う枠 』 を設けることによる、同時に、その枠内でベストな施術を目指すことにより、全身のバランスと言うテーマについてその全体像を実感して頂くことに価値を見出しての提供になります。
それはそれとしまして、足(足首から下)に強い愁訴をお持ちの方の場合、足に10回以上の施術を連続して行うこともあり、それはそれで素晴らしいものですが、『 全身の中に位置している足 』 と言う、全体に対する部分、若しくは、部分に対する全体、と言うコントラストを身体感覚として感じて貰うのは困難でしょう。
10回と言う限られた回数の中での全身を視野に入れた施術により、『 全体に対する全体に対する部分 』 と言う感覚を感じて頂ければ、よりクリエイティブな生き方への選択の1助になるかも知れません。
ですので、足の骨格に歪みがあっても、あくまで全身に対する施術でカバーする方針で進めます。
にも拘わらず、足の歪みが他の施術をカバー出来る範疇を超えていると感じられる場合のみ、数回の施術をプラスの提案させて頂く可能性が考えられます。
これは、足には全身の土台と言う特殊性があり、足の改善の効果は他の部位よりも大きいと考えられるからです。
ですので、マックスで数回の追加を提案させて頂く可能性も頭に入れておいて頂けるよう、お願い致します。
歩き方には、色々な歩き方があります
 ・速く歩く歩き方
 ・きれいに見える歩き方
 ・セクシーな歩き方(マリリン・モンロー??)
 ・人を威圧する歩き方
 ・健康に良い歩き方、等々
これらの歩き方はみな異なっています。
特に、速く歩く歩き方と、私の考える全身を使った歩き方とは、かなりの差異を感じます。
新聞や雑誌でしばしば歩き方のコラムを見受けますが、そこで述べられている事は、かなりバラバラな感じで、一般の方が読むと、『 どれが正しいのだろう? 』 と思われるかも知れません。
この答えとしては、歩行の目的が異なる訳で、ある意味、全部正解と言えると思います。