内容を全面的に見直しました。(2024/04/03) |
★アイダ・ロルフ博士 (1896〜1979) | |||
アイダ P.ロルフ博士は、1896年、ニューヨークで生れました。 1916年に、バーナードカレッジを卒業し、1920年にコロンビア大学医学部において、生化学の博士号を取得し、その後10数年、ロックフェラー研究所に勤務しています。 この間、1927年頃には休暇をとり、スイスのテクニカルファール大学にて数学や原子物理学を、またジュネーブでホメオパシーを学んでいます。 |
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1930年代、ヨーロッパから帰っての10年ほど、彼女は、彼女自身や家族の健康上の問題を解決すべく、医薬的な処置を模索しましたが、不十分だった様で、彼女の関心は、オステオパシー、カイロプラクティック、ヨガ、アレキサンダーテクニック、等に向かいました。 | |||
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1940年ころ、怪我でピアノが弾けなくなった音楽教師を回復させたのがきっかけで、『 筋肉を構造的に捉え、そのポジションを本来の場所に修正する 』と言う、従来の治療(オステオパシー、カイロプラクティック、等々)とは異なる概念が生まれました。 |
このことを、上記音楽教師を例にして、もう少し詳しく説明します。 先ず、肩から肘の間の主要な筋肉は、前側が上腕2頭筋であり後ろ側が上腕3頭筋になります。 例えば、前側の上腕2頭筋に痛みが発生してピアノが弾けなくなったとしましょう、オステオパシーやカイロプラクティックでは痛みが発生している部分に対して、治癒エネルギーを誘い、改善を意図します。 (オステオパシーではブレスオブライフ、カイロプラクティックではユニバーサルインテリジェント) それに対して、アイダ・ロルフの辿り着いた概念は、痛みの発生の原因の1つは上腕2頭筋が本来の場所から変位した為であると考え、本来の場所に戻すことによる改善になります。 要するに、ダメージの修復よりも、ダメージを受けている組織を本来の場所に修復することを意図しています。 |
その後1979年に亡くなるまでの約30年、このテクニックおよびトレーニング・プログラムの開発に専念しました。 この技術は、Structural Integration(構造統合)と名付けられ、1950年代初め頃に 『 レシピ 』 と呼ばれる、10回のセッションが形作られました。 |
1960年代には、フリッツ・パールズが中心となりゲシュタルトセラピーを研究していたエサレン研究所に招待され、ストラクチュアルインテグレーションの施術者およびインストラクターの教育を行ない、この頃から、アイダロルフ博士の名前をとって、ロルフィング、若しくはロルフメソッドと呼ばれるようになりました。 (現在、RolfingおよびRolferの名称は、Rolf Instituteの登録商標となっています。) |
1967年頃、アイダ・ロルフ博士の意向により、ストラクチュアルインテグレーションの施術者の団体としてGSI(ギルド・フォー・ストラクチュアルインテグレーション)が結成され、1973年にはコロラド州のボルダーを本拠地としてRolf Institute(ロルフ研究所)に発展して行きました。 1989年、Rolf InstituteとGSIが分離独立し、当時はボルダ−に、Rolf InstituteとGSIの2つのトレーニング機関が存在していました。 |
私は、2001年にGSIにて、アイダ・ロルフ女史が最初に養成した5人のインストラクターの1人である、ピーター・メルキュア氏よりでトレーニングを受け、施術者としての認定を受けました。 当時は、『 ボルダ−GSI 』、及び日本人有志による『 日本GSI 』のサイトがあったのですが、現在は閉鎖されています。 |
また、GSIは2023年に閉校となり、現在SIを学べる施術者養成トレーニングは世界中で開催されています。 受講を希望する際には、以下の認定校の中から、トレーニングの開催地、開催時期を選んで受講申請が可能です。 『 International Association of Structural Integration(IASI) 』 |
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